マルセン財団

第9回マルセンスポーツ文化賞

マルセン特別賞

福元 美穂 (サッカー競技)
2011年7月開催「ワールドカップ2011ドイツ」で日本サッカー初の優勝を果たす。 W杯では、残念ながら出場機会はなかったが、正GKを献身的に支えチーム優勝に貢献した。なでしこジャパンの金メダル獲得が、震災からの復興を目指す日本国民に大きな希望の光、夢と感動を与えたその功績は誠に顕著である。
宮間 あや (サッカー競技)
2011年7月開催「ワールドカップ2011ドイツ」で日本サッカー初の優勝を果たす。全試合にフル出場、攻守の要として2ゴール4アシストで優勝に貢献した。 なでしこジャパンの金メダル獲得が、震災からの復興を目指す日本国民に大きな希望の光、夢と感動を与えたその功績は誠に顕著である。
小谷 眞三 (美術 工芸)
小谷 眞三 (美術 工芸)
「倉敷ガラス」を作り上げ、育てた人物。機械工程の中で失われていったガラスの温かみを取戻し、柳宗悦・外村吉之介らの唱えていた「民藝の美」を体現した。また大学で教鞭をとり若手を育成するなど、後に続く者への細かい配慮も特筆すべきである。
森川 星葉 (美術 書道)
森川 星葉 (美術 書道)
5歳から書道を始め内田鶴雲、高木聖鶴両氏に師事。日々研鑽・努力により書風は、優雅さと流麗さを兼ね備えており、これまで全国的な書道展等で数々の賞を受賞する等活躍を重ねており、なかでも平成21年には中国地方ではじめての女流書家として日展審査員に就任する快挙を果たすと共に県書道連盟等の要職を担うなど県の芸術文化振興に大きく貢献している。

マルセンスポーツ賞

奥村 諭志 (自転車競技)
平成22年第65回国民体育大会 自転車競技 少年男子ケイリンで初優勝して以来、平成23年度は、JOCカップ、インターハイ、都道府県対抗、国民体育大会と主要全国大会の全てで優勝を果たした。駆け引きが結果を大きく左右するケイリンで執拗なマークを受けながらも力で圧倒して勝利を収めた。この種目で全国大会を5連勝した選手はいない。また、ロシアで開催されたジュニアトラック世界選手権では、ジュニア日本記録を樹立するなど岡山県自転車競技の隆盛を高めるとともに、今後のさらなる飛躍が期待される。
勝又 雅弘 (陸上競技の振興)
倉敷高等学校は、全国高校男子駅伝競走大会出場を目指す高校の中で、県内選手を中心に、連続出場という重圧の中、最多の34年連続出場を成し遂げるとともにエース不在ながら伝統の全員駅伝で、岡山県勢悲願のメダル獲得を果たした。その卓越した指導力により、卒業生の中から箱根駅伝や実業団で活躍する多くの選手を輩出するとともに、県下男子高校駅伝界の牽引車となり陸上競技の普及・発展に努めている。
田中 太郎 (ウエイトリフティング競技)
平成23年5月の世界ユース出場、8月岩手で行われた全国高等学校総合体育大会 ウェイトリフティング競技男子85Kg級において、スナッチ130Kgで大会新記録、クリーン&ジャーク、トータルでも優勝。また、10月に開催された 第66回国民体育大会において、ウェイトリフティング競技少年男子85Kg級スナッチで137Kgを挙げ、高校新記録及び大会記録を更新、クリーン&ジャーク、トータルでも優勝を飾った。 この春、大学へ進学し、競技を続けており今後ますますの活躍が期待されている。

マルセン文化賞

池上 わかな (美術 洋画)
池上わかな氏は、日展で10回の入選、創元会でも入選のほか柏賞、東京都知事賞、準会員賞、会員賞、損保ジャパン美術財団奨励賞などを受賞し、年を追って実力を伸ばしてきた。さらに今回の第43回日展第二科(洋画部門)で「光差す時間」が見事特選にばれた。選評は「風化した壁と服の色がノスタルジックで、幸せを願う青い鳥が忍び寄る。象徴的な秀作」と評価された。今後の活躍が期待される若手の一人である。
作元 朋子 (美術 陶芸)
今回、ファエンツァ国際芸術陶芸展で「FORM101 FROM7」がグランプリと同列のチェルサイエ賞を受賞。審査員からは「独自の技法による形と色の取り合わせがモダンで洗練されている」との評価された。 今後ますますの活躍が期待される。
柾木 和敬 (音楽 声楽)
日本人として数少ないオペラ歌手の中にあって、世界に通用する日本人離れした容姿と豊かな声量に恵まれ、この資質と感性で本場イタリアの歌劇場でもその実力をみとめられている。日本では、東京、大阪でも主役で活躍する他,故郷、岡山では声楽界の中心として音楽会をリードする存在である。今後ますます世界に羽ばたくことが期待される。
桃太郎少年合唱団 (音楽 合唱)
昭和38年11月の第1回定期公演から継続して49回にわたりレベルの高い定期公演を開催している。この間、ウィーン少年合唱団の他、ホノルル少年合唱団・洛陽少年合唱団・北京新月少年合唱団等とのジョイント、あるいは外国少年合唱団との交歓会を通して国際交流の促進に努めている。 岡山での全国規模の大会や県内の代表的な県民文化祭フェスティバルへの出演などとともに東日本大震災復興応援合唱コンサートを開催するなど社会貢献も果たしている。  50周年の節目に更なる活躍が期待されるところである。

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