マルセン財団

第6回マルセンスポーツ文化賞

マルセン文化大賞

高原 洋一(美術 版画)
高原 洋一(美術 版画)
髙原 洋一氏は、主としてシルクスクリーン版画を通じて国内外で作品を発表し続けている現代版画界を代表する作家の1人である。 作品は英国や国内の公的な美術館にも数多くのパブリックコレクションとして収蔵されている。平成20年3館同時期開催という県内初の画期的な個展は、これまでの作品発表に加え新たな展開の出発点であり、極めて意義深く、多くの人々に感動を与えた功績は大である。

マルセンスポーツ賞

岡山県作陽高等学校ゴルフ部(ゴルフ競技)
創部3年目にして、全国高等学校ゴルフ選手権大会女子団体の部(8月3日~6日栃木県琵琶池ゴルフ倶楽部)において、全国の地区大会を勝ち抜いて出場した17チームで行われた同大会において、2位に4打差で優勝。全国一の栄冠に輝く。その他県大会、中国大会においても団体・個人とも優勝するなど「岡山県」を広く全国に知らしめた功績は大である。
木村 禎宏(車いすテニス競技)
28歳から車いすテニスを始め「練習の虫」と評されるほどの特訓を重ね、頭角を現し国内外で数多くの優勝を飾っていった。 2008年のシドニーインターナショナル優勝などの実績が認められ、重度の障害を持つ選手が出場する車いすテニス クァードの部 日本代表に選出され、北京パラリンピックでは、日本選手団の永年の念願であった日本人初の入賞を果たした。
山陽女子高等学校体操部(体操競技)
46年ぶり2度目の優勝を果たした。昭和27年創部の伝統校。「美しい体操」を目標に、普段からこつこつと練習していた賜物。目に見えないその努力が、大きな感動を呼んだ。岡山県女子体操競技のレベルの高さを全国に向けて発信した功績は大きなものがある。
平林金属男子ソフトボールクラブ(ソフトボール競技)
創部6年目にして、日本男子ソフトボールリーグ初優勝を飾る。 また、日本ソフトボール競技の最高峰の大会といわれる総合選手権大会では惜しくも第3位の成績を収めた。同チームは、小・中・高のソフトボール指導を行うなど、岡山県におけるソフトボール競技の普及発展にも寄与しており、その功績は大きい。

マルセン文化賞

大島の傘踊り保存会(無形民俗文化財)
大島の傘踊り保存会(無形民俗文化財)
当団体は、傘踊りの保存普及と後継者の養成に力を注いでおり、大島地区の小・中学校や公民館で指導を受けた子どもたちは、平成14年から開催されている「おかやま子ども郷土芸能フェスティバル」等の全県的なイベントに毎年出演して、練習の成果を存分に発揮している。 平成19年11月岡山県教育委員会の教育関係功労者表彰で文化功労賞を受賞している。
片山 康之(美術 彫刻)
片山 康之氏は、倉敷芸術科学大学大学院1回生のとき「日展」に初入選し、その後表現を模索し、昨年二度目の挑戦で、「すべての夜に」が特選となった。陶製の頭部に木彫の胴部、金属を組み合わせている。静ひつな造形が「豊かな感性と彫刻表現の今を感じさせる」と評価され、今までの日展らしくない作品としても注目された。今後の岡山彫刻界を背負って立つ人材と考える。

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