マルセン財団

第8回マルセンスポーツ文化賞

マルセン文化大賞

重松 清(文芸 小説)
重松 清(文芸 小説)
氏は、作家として直木賞をはじめ数々の賞を受賞し、昨年は大衆文学の熟練者に贈られる吉川英治文学賞を受賞した。 氏は、現代の家庭を描くことで多くの話題作を発表し、ドラマ映画のノベライズ、雑誌記者としても活躍した。また、自身の体験を通して、学校での子どものいじめ問題をルポルタージュばりの鋭い切り口で取り上げるなど弱者の目線に立った視点で読者に夢と希望と自信を与えている。

マルセン特別賞

天満屋女子陸上競技部
平成22年12月19日、岐阜県で開かれた第30回全日本実業団女子駅伝において、第1区(泉 友花)、第2区(小原 怜)、第3区(中村 友梨香)、第4区(栗栖 由江)、第5区(重友 梨佐)、第6区(浦田 佳小里)のメンバーで、2時間14分35秒のタイムをマークし初優勝を飾る。 また平成22年の全国都道府県対抗女子駅伝においても第1区(小原 怜)、第2区(浦田 佳小里)、第4区(泉 友花)、第9区(中村 友梨香)のメンバーが選ばれ、岡山県チームの初優勝に貢献。女子駅伝強豪県岡山の牽引車的役割を果たしている。

マルセンスポーツ賞

小野 陽平(テニス競技)
小学5年生から元プロ選手の五藤健介コーチに師事。 平成23年山陽新聞体育賞受賞、岡山スポーツ賞・団体賞受賞、岡山県トップアスリート賞・スポーツ優秀賞受賞平成年度全国高等学校総合体育大会 テニス競技 男子シングルス 優勝。岡山県勢初優勝を飾る。
川口 敬二(自転車競技の指導)
バンクーバー2010パラリンピック冬季競技大会(平22.3.12~3.21)において、クロスカントリー高校から始める選手がほとんどの自転車競技において、私財を投げ打って自転車の 車体やパーツを揃えるとともに、最新の科学トレーニングを取り入れるなど優れた指導力を発揮。平成13年からインターハイ、国体、ジュニアオリンピックなどで延べ8人の勝者を輩出し、世界ジュニア選手権をはじめ、日本代表として各種国際大会にも選手を多数派遣している。
永木 伸児(空手道競技)
平成22年 第20回世界選手権(セルビア共和国・ベオグラード市)男子組手67kg級第3位。世界で活躍している選手であり、空手道の普及・発展に広く貢献している。人格も素晴らしく少年たちの憧れの存在であり、岡山県ゆかりの選手としてその活躍は、岡山県民の誇りである。
中野 真奈美(サッカー競技)岡山湯郷Belle
平成22年11月 第16回アジア競技大会(2010広州)にサッカー女子日本代表(なでしこジャパン)の一員として参加、優勝(金メダル)獲得に貢献した。 日本女子がアジアのタイトルを獲得したのは初めてである。平成23年岡山県トップアスリート賞・スポーツ栄誉賞受賞。
藤田 健児(ボクシング競技)
平成22年度全国高等学校総合体育大会ライト級優勝。第65回国民体育大会(千葉国体)少年男子ライト級2位。平成22年 全日本アマチュアボクシング選手権 ライト級優勝。高校2年生がタイトルを取るのは、昭和62年のヘビー級小島桂太以来3人目の快挙である。

マルセン文化賞

澤田 虚遊(書道)
氏は、昭和58年「日展」に初入選し、以後26回入選の実力者である。そして、平成22年、第42回日展第五科(書)において、「練達の充実した線がスケールの大きさと美しい余白を生んだ」と高く評価され、初めて特選に選ばれた。県内から漢字書の特選受賞者が出たのは58年振りの快挙である。
宮内踊保存会(無形民俗文化財)
宮内踊りは、吉備津神社の門前町として栄えた宮内で、毎年7月31日の夜に行われる盆踊りである。同保存会は、宮内踊りの保存普及と後継者の養成に力を注いでおり、7月の日曜日ごとに地元鯉山小学校区内4ケ所において、指導者や子どもたちへ踊りを指導している。地域での伝承活動のほか、市内外のイベントに招かれて公演しており、日頃の成果を発表するとともに、広く宮内踊りを知ってもらう努力を重ね活発な活動を展開している。

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